マンショントラブルとは?
マンションでは多くの世帯が同じ建物内で暮らしているため、さまざまなトラブルが発生する可能性があります。居住者間、居住者とオーナー、マンション付近に住む住民と居住者やオーナーなど、トラブルの形態もさまざまです。
特に以下のようなトラブルが発生した場合は、無理に当事者間で話し合って解決を目指すと余計に話がこじれたりさらなるトラブルに発展したりするおそれもあるため、弁護士に介入してもらうことをおすすめします。
よくあるマンショントラブル
1.管理費、修繕積立金の不払い
管理費や修繕積立金は、マンションの共有部分や設備の維持管理に必要な費用であり、滞納が発生すると、マンション全体の資産価値や住環境に影響を及ぼします。
また、滞納者と非滞納者との間にも不公平感や不信感が生じることがあります。管理組合や管理会社は、滞納者に対して催告や督促を行ったり、支払い方法や期限を相談したりすることで、滞納問題を解決しようとします。
しかし、それでも支払いがなされない場合は、法的手段に訴えることもあります。例えば、支払督促や訴訟を起こしたり、競売にかけたりすることが考えられますので専門家への相談をおすすめいたします。
2.管理規約への違反
管理規約には、共用部分の範囲や管理費の支払い方法、ペットの飼育や騒音などの禁止事項などが記載されています。例えば、共用部分に私物を置いたり、無断で専有部分を改造したり、大音量で音楽を流したりするなどです。これらの行為は、区分所有者の共同の利益に反する行為」として区分所有法に抵触する可能性があります。このような行為は、他の居住者の生活や安全に影響を及ぼすだけでなく、マンション全体の資産価値や住環境を損なう可能性が高くなります。
さらに、ペット禁止の物件でペットを飼ったり、住居用の物件で営業活動を行ったり、勝手に民泊として営業したりするといった管理規約に違反する行為も問題となっています。これらの行為は、契約上や場合によっては法律違反にもなるので、地主や管理組合から損害賠償や契約解除などの措置を取られる可能性があり、近隣住民からも苦情やトラブルが発生するおそれがあります。
3.建物の利用に関する不具合
こちらは居住者と賃借人(オーナー)との間でトラブルになりやすいケースです。しっかりと賃借人に管理されておらず共有部の照明が切れたまま放置されている、設備が故障したままいつまで経っても修理されない、外壁が剥がれて危険な状態になっている、掃除が十分にされていないなど、こちらも原因はさまざまです。
また、雨漏りや水漏れなどの水回りのトラブルもあります。これらのトラブルは、給排水管の老朽化や破損が原因であることが多く、早急な修理が必要です。しかし、給排水管の修理は共有部分と個別部分の境界が曖昧であることや、費用負担や責任の所在が明確でないことから、賃借人と居住者の間で意見が対立することがあります。特に、修理に協力しない賃借人がいる場合は、トラブルの解決が困難になります。
逆に居住者が故意に居室や共有部を破損させている、ゴミ屋敷状態にして悪臭などの衛生上の問題を発生させているといったケースも少なくありません。
4.近隣住民とのトラブル
その他、あいさつをしても返してこない、ベランダでの喫煙が気になる、迷惑駐車や駐輪をしている、ペット禁止の物件なのにペットを飼っている、居室を利用して無断で店舗を開いているなど、近隣住民とのトラブルになる要因は枚挙に暇がありません。
さらに、音楽や怒鳴り声などの騒音がうるさいというクレームもあります。騒音は、居住者の生活や睡眠を妨げるだけでなく、精神的なストレスや健康被害を引き起こす可能性もありトラブルになりやすいです。また、建物に影響を与えるような修繕を無断で行うというケースもあります。これは、建物の構造や安全性に問題が生じたり、他の居住者の利益を損なったりする恐れがあります。
騒音や悪臭が発生している場合や迷惑駐車や駐輪が行われている場合などは、マンションの居住者だけでなく、マンションの近隣に住んでいる方からもクレームが入ったりトラブルに発展したりするおそれがあります。
こんなマンショントラブルでお悩みではありませんか?
騒音問題
- 夜中に大音量で音楽が流れてきて眠れない…
- 怒鳴り声など喧嘩の騒音がうるさい…
建物の不具合
- 雨漏りしてくる…
- 建付けが悪く風が入ってくる…
近隣住民とのトラブル
- ペット禁止なのにペットを飼っている…
- タバコの煙や灰、ニオイが気になる…
ゴミ出し・共用部分 のトラブル
- ゴミ出しの曜日、場所を守らない居住者がいる…
- ゴミ収集場所が汚く、害虫が発生している…
直談判や仕返しはNG
迷惑を被っているからといって直談判をしたり、同じ行為をするなどして仕返しをしたりするのは非常に危険です。相手が感情的になって危害を加えられたり嫌がらせをされたりするおそれがあります。前述のとおり騒音や悪臭トラブルから刑事事件に発展した事例も少なくありません。また、逆にご自身が感情的になって加害者になってしまうことも考えられます。
こうした事件にならなくとも、居住者間同士の関係が悪化した場合、居心地が悪くなって引っ越さざるを得ないような状況に追い込まれることにもなりかねません。
適切な対処法を知る
腹が立つ、文句を言ってやりたいという気持ちはわかりますが、冷静に対応することが大切です。入居者の方はまずマンションの管理会社に相談しましょう。管理会社の担当者から相手方に注意してくれるはずです。
それでも改善されない場合は弁護士に相談しましょう。交渉のスキルに長けていて法律知識もあるため、高い確率で解決につながります。また、弁護士であれば後々訴訟に発展することも考慮して交渉を進めるため、法的措置も有利に進めることが可能です。
マンショントラブルを
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専門性の高い弁護士に相談するの解決のカギ
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弁護士費用
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